HobNote
LinuxでKiCadを使ってみる[02]
since 2012.02.04
last update 2012.06.12

Eeschemaで回路図のSymbol作成(KiCadでは、Componentとしているので)改めComponent作成するには、
まず、新規Libraray用にディレクトリを作っておく。
ここでは、kicad_ulibとでもしておく。


でkicadw起動してprojectを設定(新規でもいい)してEEschemaを起動。
EEschemaのメインメニューより[Tool]→[Library Editor]を選択するかその下段のスピードボタンより
library_editor_create_and_edit_components.png を押すと、
が開く。

で、そのLibrary Editorのスピードボタンから create_a_new_component.png を押すと、下図のようなダイアログが開く。
この例では、74XXなどの分割Componentではなく単独のComponentを作る例とするので
Component nameとDefault reference designator(回路記号の頭文字)を入れる。

ここでは、PanasonicさんのMPモーションセンサAMN31112のComponentを作ることとする。
で[OK]。

最初の状態は、Component nameとDefault reference designatorが重なった状態になって
うっとうしいので移動したい文字列の上でマウス右クリックでpopupメニュー開いて[Move Fieled]を選択して動かす。

でwindowの右側ボタン add_lines_and_polygons_to_the_component_body.png でLineを引き zcで円弧を描く。

add_pins_to_the_component.png でpinを付ける。
pinを付けたい場所をクリックすると以下のようなPin Propertiesダイアログが表示されるので
pin名,pin番号等の必要箇所を編集して[OK] Pinのpropertyは、pinを付けた後でも、pinの上でマウス右クリックにて[Edit Pin]を選択したら
Pin Propertiesダイアログが表示されて編集しなおせる。

で、これで1つのComponentができたわけだが、まだsaveもしていない。
Componentは、1つのLibraryファイルの中に複数入れる形式なので
ここで、新規Libraryとして保存することになる。

メインメニュー下のボタン群より save_current_component_to_new_library.png を押して最初に作ったDirectoryの下に
my_lib_sensor.libという名前で保存してみた。
そうすると、
このLibraryは、EESchemaでLoadできる設定になっていないよ。とメッセージが表示されるが、
ここでは気にせず[OK]。
これで、新規Componentと新規Libraryの作成が完了したのでLibrary Editorを終了させる。

で、EESchemaでメインメニューより[Preferences]→[Library]で
が開くので、真ん中のUser defined search pathで[Add]ボタンを押して
kicad_ulibディレクトリを選択して[OK]
そうしたら
と聞いてくる。
[はい]だと相対path、[いいえ]だと絶対pathで設定される。
ここでは、[はい]で設定してみた。

次に一番上のComponent library filesのところで[Add]して
さっき作ったmy_lib_sensor.libを選択して[OK]。
そうすると、Component library filesのscrool barを一番下まで下げると
my_lib_sensorが表示され[OK]を押すとsample02.proに保存するためのダイアログが表示されるので
保存すると、今後sample02.proで先ほどのComponentが常に使えるようになる。