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gnuplot関係[03]
since 2007.10.24
last update 2011.02.13



軸の範囲指定

2次元グラフでx軸、y軸の範囲を指定してプロットするには、




ここでplot [-2:12] [-16:30]....は、
plot [x_min:x_max] [ y_min:y_max]....でありx軸、y軸の範囲を設定できる


でも同じ結果が得られる

この範囲設定を自動設定に戻すには、

2次元のグラフの軸の種類は、x,x2,y,y2の4種類
3次元のグラフの軸の種類は、x,x2,y,y2,z,xyの6種類
をそれぞれ単独に範囲設定/自動範囲設定ができる。



軸の目盛り

軸の目盛りの表示スパンを変更するには、set {x|y|x2|y2}tics start, incr, endを使う。
ここで
start : 目盛りの最小値
incr : スパン
end : 目盛りの最大値
y軸の場合では、



gnuplot

軸の目盛りの表示位置を原点位置もしくは境界位置に変更するには、
set {x|y|x2|y2}tics {axis|border}を使用する。
デフォルトは、境界位置です。

x軸の場合では、



gnuplot

軸に小目盛りを表示するには、set m{x|y|x2|x2}tics numを使う
ここでnumは、目盛り間の分割数を示す
また、目盛りの長さを変更するには、set ticscale major minorを使う
ここでmajor目盛りの長さ、minorは、小目盛りの長さを示す。



gnuplot

目盛りを数値ではなく文字列にするには、set {x|y|x2|y2}tics ("string" value, "string" value, ....)を使う
ここで、
"string" :置き換えたい文字列
value : 対象となる軸の文字列を表示したい箇所の数値

軸のrangeを固定しとかないと軸のスケールと文字表示位置がずれる場合がある。


gnuplot

軸の目盛りを表示させないようにするには、unset {x|x2|y|y2|z}ticsを使う。
また、デフォルトに戻すには、set {x|x2|y|y2|z}ticsを使う。
ただ、目盛りを文字列にした場合は、目盛りは、消えたままの状態になる。

基本軸との反対側の目盛りを消すには、set {x|x2|y|y2|z}tics nomirrorを使う。 で、基本軸との反対側の目盛りを表示するには、set {x|x2|y|y2|z}tics mirrorを使う。


軸の補助線(グリッド)

軸の補助線を表示するには、set gridを使用する



(3D)3次元グラフのプロット

3次元グラフをプロットするには、splotを使う



となる。
このときの、グラフの表示の傾き状態は、show viewで確認。

これは、x軸が60°、y軸が30°回転していることを示す。
この角度を変更するには、set view {rot_x},{rot_y}を使う
例えば、これをx軸を30°に変更するには、


となる。



(3D)3次元グラフに色を付ける

プロットした3次元グラフに色を付けるには、set pm3dを使う



pm3dには、この色をどの面に表示するかも指定できる。
これは、set pm3d at {b|s|t}を使う(組み合わせて使うことも可能)
で、この階層の色を変更するには、set palette model RGB
set palette defined { ( <gray1> <color1> {, <grayN> <colorN>}... ) }を使う。
<grayN>は、[0:1]にマッピングされているgray値だそうで(gray使ってないのでよくわからないけど)
たぶんグレイスケール表示のときに使うのでは?と思う。
で、<colorN>は、RGBで示すカラー色(redとかの色名称でもいい。その場合は、""で括る)を記述する。
で、書いた順番に階層の下層から色を指定することになる。
例えば、一番下を黒、次を青、順に赤、黄色、白、また青、一番上をまた黄色にすることも可能。
で、やってみる。(grayNのところは、適当。。。)
でこんな感じ

また、色に対するz軸の値の範囲を設定するには、set cbrange [low_z:high_z]を使う。
上の図の色のレンジは、-1.0〜1.0になっている。これを-0.2〜0.8の範囲にするには、
でこんな感じ



(3D)3次元グラフで円を描く

3次元グラフ上で円を描くには、parametricsplotを使用する。



となる。