KiCad 環境設定ファイルの場所と種類
KiCadに限った話ではないのですがPATHの設定とかショートカットキーとかの設定変更をするのにGUI上でメニューからその設定変更メニューを探して設定変更することにするのが普通です。
KiCadは回路図CADからプリント基板CAD及びその他設計時に有用なTool群が個別に動作する統合環境ですので各々設定するところがあるわけです。で、幸いなことにKiCadの環境設定ファイルは、テキスト形式ですのでテキストエディタで編集が可能です。なので環境設定ファイル(configuration file)の場所と種類を把握しておけば直接、環境設定ファイルを編集して設定変更することが可能になるわけです。
環境設定ファイルがあるディレクトリは以下の通りです。
Linux Mintの場合 | {$HOME}/.config/kicad |
macOSの場合 | {$HOME}/Library/Preferences/kicad |
windows10の場合 | C:¥Users¥<ユーザ名>¥AppData¥Roaming¥kicad |
ファイルの種類は以下の通りです。設定ファイルの中には一度起動しないと生成されていないものもあると思います。
ファイル名 | 内容 |
Eeschema.hotkeys | 回路図CAD、シンボルライブラリエディタのホットキー設定 |
PcbNew.hotkeys | 基板CAD、フットプリントエディタのホットキー設定 |
cvpcb | フットプリントエディタの初期設定 |
eeschema | cvpcb(回路図シンボルとフットプリントの関連付けTool)の初期設定ファイル |
fp-lib-table | フットプリントライブラリのPATH一覧 |
gerbview | ガーバービューアの初期設定ファイル |
kicad | KiCadプロジェクトマネージャーの初期設定 |
kicad_common | KiCad共通の設定、PATH変数の設定もここ |
pcb_calculator | PCB Calculatorの初期設定 |
pcbnew | プリント基板CADの初期設定 |
sym-lib-table | 回路図シンボルエディタの初期設定 |
3d/3Dresolver.cfg | 3Dモデリングの追加したPATH |
編集される場合は、自己責任でお願いします。
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。
- トラックバック URL
この投稿へのコメント