HobNote
LinuxでgEDA関連のToolを使ってみる[Ref01]
since 2012.01.08
last update 2012.01.15




http://geda.seul.org/wiki/geda:documentationに載っている
manual on footprint creationからDLできるland_patterns_20070818.pdfのp.8,9の
Developing a new footprint for PCB – work flowの内容を(異訳,誤訳してるところもあるかも)
まんま、訳してみた。なので正しい情報を読みたい人は、上記のURLから正式なland_patterns_20070818.pdfを
確認してください。
(p.1にGNU Free Documentation Licenseの記載がありますので記載しておきます。)
This document is released under the terms of the GNU Free Documentation License. For more
information, visit: http://www.gnu.org/licenses/fdl.html



Developing a new footprint for PCB – work flow
新しいfootprintを作る場合通常のfootprintの開発フローは、以下の通りである。

1.footprintに使うmarkの決定。これは殆どの場合、部品の中央か1pinの位置にする。
markは、プリント基板設計時に配置したいfootprintを呼び出したときの
配置位置の基準点となる。

2.textの回転方向の決定。PCBでは、0°,90°,180°もしくは270°がいいだろう。

3.Grid placement courtyard(隣接する部品やパターンの配置禁止領域?)の決定と
center位置との関係の決定。Grid courtyardは、そのfootprintを取り囲むTotal領域である。
部品を基板に乗せたときにcomponent自体は、courtyardの中心に位置する。
Grid placement courtyardの決定は、pick-and-place machine(マウンターマシン)で
部品を実装するのならば特に重要な項目である。その辺りの情報は、あなたが使っているアッセブリメーカに
相談すればいい。あなたが手付けで部品をつけるのならば、これに関してはあまり気にしなくていい。

4.はんだ付け方法の決定。リフローでのはんだ付け条件によりpad寸法は異なってくるし
solder maskのクリアランスも異なってくる。さらに詳しい情報は、IPC documentかあなたが
使っているアッセブリメーカが持っている。

5.padの位置とサイズの決定。これは、通常部品メーカから提供される資料の中に見つけることができる。
もしくは、IPC documentに共通部品の推奨されるfootprintで調べられる。
padの位置とサイズで注意しておかないといけないのがはんだ付け方法と同じように基板製造メーカの
制限もあることを気にしておく必要がある。また、この辺りは、以前から使われているpadの寸法値か
基板製造メーカが推奨するデザインルールを使うように。

6.solder mask提供内容と制約の決定。さらに詳しい情報は、IPC documetかあなたが使っている
アッセブリメーカから得ることができる。

7.solder mask リリーフサイズの決定。これは、あなたが使おうとしているはんだの付け方、基板メーカ、
その他もろもろの要因に依存している。これは、以前から使っている値や、あなたが使っている
基板製造メーカやアセンブリメーカに確認するのが一番である。

8.あなたのPCBがサーチしているpathが通っているDirectoryの中のfootprintのファイルを開いてください。
通常は、その中にfootprintを指し示すような名前のファイルがあるはず。通常は、Elementの宣言は、
単独のfootprintの中に記述されている。PCBプログラムでは、ファイルの拡張子は必須ではないが
gEDAでは慣習的にfootprint用のファイルとして".fp"を使うようにしている。例えば、footprint名は、
"Res_0805_large.fp" or "TQFP44.fp"などがある。

9.footprintファイルにElement macroを書こう。

10.Element bodyに各々のpad componentに関するPad lineを追記していく。

11.Element bodyに各々のスルーホールcomponentに関するPad lineを追記していく。

12.Element bodyにsilk screen layer上にfootprintのoutlineにするためにElementLineや
ElementArcを追記していく。footprintのoutlineは、grid placement curtyardには関係なく
プリント基板への配置時に都合のいいようにすればいい。

13.footprintファイルをsaveしよう。

14.もしあなたが、gEDA projectの1つであるschematic captureプログラムであるgschemを使うのならば、
そのvalueの中にあなたが作ったfootprintファイルを呼び出すためのfootprint属性として設定できる。
(その場合、その名前は[あなたが使うfootprint=foo.fp]になる。)また、あなたが既にデザインしたものの中の
footprint属性を設定するには属性編集には、ユーティリティプログラムである"gattrib"が非常に使いやすい。




http://geda.seul.org/wiki/geda:documentationに載っている
manual on footprint creationからDLできるland_patterns_20070818.pdfのp.14,15の
Elementの内容を(異訳,誤訳してるところもあるかも)
まんま、訳してみた。なので正しい情報を読みたい人は、上記のURLから正式なland_patterns_20070818.pdfを
確認してください。
(p.1にGNU Free Documentation Licenseの記載がありますので記載しておきます。)
This document is released under the terms of the GNU Free Documentation License. For more
information, visit: http://www.gnu.org/licenses/fdl.html



Element
Top-levelに定義される"Element"タグは、footprintの詳細な部分の定義を示すために必要となる。
Elementの先頭は、全てfootprintに関連する情報とする。Elementの中のmacro bodyは、
個々のグラフィックコンポーネントである。Element bodyは、カッコで囲まれたコードである。

Format
グラフィカルなelementの好ましいformatは、下記の太字以下の内容である。
Element [SFlags "Desc" "Name" "Value" MX MY TX TY TDir TScale TSFlags] (
Element (NFlags "Desc" "Name" "Value" MX MY TX TY TDir TScale TNFlags) (
Element (NFlags "Desc" "Name" "Value" TX TY TDir TScale TNFlags) (
Element (NFlags "Desc" "Name" TX TY TDir TScale TNFlags) (
Element ("Desc" "Name" TX TY TDir TScale TNFlags) (
... element body ...
)

Elementタグの中では、milsもしくは、1/100 milのどちらかを使用することが可能である。
これは、丸カッコ()を使うところは、(mils)、角カッコ[]を使うところは、[1/100 mil]で使い分けをする。
また、絶対座標と相対座標の区別も丸カッコ()と角カッコ[]を使うことで判断する。