LinuxでKiCadを使ってみる[04]
since 2012.06.17
last update 2012.06.20

Eeschemaで回路図を描いているときに1つづつSymbolに番号を割り当てることも可能だが
以下のように一括で番号を割り当てることが可能である。

まず、こんな回路図を描く。で部品番号のところは、触らずにしておく。

で、メインメニュー直下の annotate_schematic.png を押すと
が表示されるので[Annotation]を押す。

"Annotate only the unannotated components on the entire schematic?
This operation will change the current annotation and cannot be undone."
と書かれたmesseage dialogが

みたいにでてくるが気にせず[OK]
で、
のように部品番号が割り当てられる。

回路図ができたらERCをかけてみる。
まだ、ちょっと、KiCadのルールを把握していないんだけど、まぁ今回はデフォでやってみる。
回路図はこれ

で、ERCをかけるには、メインメニュー下の perform_electric_rules_check.png ボタンを押す。(メインメニューからTools-->ERCでもいい。)
のようなDialogがでてくるので[Test Erc]ボタンを押す。
いきなり、Errorがでた。。。。
どうしてなんだーー??????

レポートはこんな感じ

回路図の方にも緑色の矢印がはいっちゃってる。
やっぱりError扱いっぽい。
Errorのメッセージは、"Pinはいろしろつながってるけど、ドライブしているPinがないよ"と言っている。
そらそうだろう、コネクタを介して電源供給の予定で、よくある回路図だと思うんだが。。。

で、Webを探索してみて解決策は、わかった。
どうやら、コネクタのVCCとGNDにPWR_FLAGというComponetをつなげて
明示的に"このラインには、Power Lineがドライブされるんだよ~"としてやらないといけないようだ。
PWR_FLAGは、powerライブラリの中にある。
でPWR_FLAGをこんなふうに置く。
で、再度ERCをかけるとErrorメッセージとその場所を示す矢印は消えた。