LinuxでKiCadを使ってみる[06]
since 2012.06.23
last update 2012.06.23

CvPcbは、回路図の部品にプリント基板デザイン時に使う
footprint(部品を実装するパターンやシルクの情報)を割り当てるToolである。

CvPcbの起動の起動は、KiCadのwindowから kicad_CVpcb.png ボタンを押すことで起動できる。
Eeschemaのメインメニュー下の run_cvpcb_to_associate_components_and_footprints.png ボタンからでも起動可能である。
で、1つのプロジェクトに対して初めて起動すると

のようなErrorメッセージがCvPcb Windowの前面に表示されるが"cmpファイルが無いよ"言っているだけで、
このときは無くて当たり前なので気にせず[OK]
で、こんな感じのwindowの表示になる。
左が回路図に書いた部品一覧で、右がLibraryに存在しているfootprint一覧。

footprint libraryの設定は、メインメニューから
[Preferences]->[Libraries]で

このwindowでLibraryの追加、削除等を行う。

footprintを選択するといっても右フレームのfootprint一覧は、文字のみなので
どんな形状なのかがわからない。
で、形状を確認する方法としてviewer機能がある。
例えば、48pin QFNパッケージの部品のfootprintを確認したい場合、
(メインメニュー下の Display_the_full_footprint_list.png ボタンが選択されている状態で使えるfootprintを全て表示となる。)
右フレームより"289 QFN48"を選択した状態で、
メインメニュー下の View_selected_footprint.png ボタンを押すと

のようにfootprint viewer windowが表示され、パターンサイズやシルクを確認することができる。
また、このfootprint viewer windowの 3D_display.png ボタンを押すと
のようにパッケージの3Dが表示される機能が付いている。
※部品によっては、3Dの挿入穴のみのコネクタなどもあるので全ての部品においてパッケージの3D情報が
付加されているわけではないようだ。