HobNote
FT2232D USB-シリアル2ch変換モジュール関係
since 2010.12.20
last update 2012.02.18





秋月さんで、FT2232D USB-シリアル2ch変換モジュールを買ってみた。
まぁ、マニュアル見ればいいんだけど、FT2232D単体のマニュアル関係も多いので
一応、まとめをしておくことにした。

Contents



モジュールのコネクタ

秋月さんのFT2232D USB-シリアル2ch変換モジュール
標準では、EEPROMが付いていないので、付けたい場合は、別途入手して後付けする必要がある。



USB接続時のモジュールのpinの初期状態

USB接続時のdefaultのモジュールの各pinの電圧を計ってみた。
VCCUSB電圧は、PC側から供給されているので、この電圧が5.08Vであったため
それに依存している各電圧も影響をうけているので以下のような感じ



FT2232Dの機能


ちなみに外付けのXtalは、6MHzで内部で8倍(48MHz)を生成。
で気になるFIFOのサイズ
  DuaL Port TX Buffer(USB out):128Bytes
  Dual Port RX Buffer(USB in ):384Bytes



232 UART Modeでのピンアサイン

FT2232Dを232 UART Modeで使用する場合のピンアサインは、以下のようになる。


RS232Cの用語

FT2232DでRS232Cを使う上でRS232Cの用語を忘れきってしまっているので、
ちょっこっとここでまとめておこう。
RS232C:Recommended Standard 232 version C.
  最近は(RS232D)EIA-232-Dというらしい。
  でも、やっぱRS232Cの呼びかたが馴染みがあるなぁ



USBのdefault情報

USBのスピードは、Full speed(12Mbits/s)。


ちなみに、FT232R,FT245RのUSBのVID,PIDは、同じで



ドライバ

Linuxで使えるFT2232DをUSBを介して制御するためのドライバソフトは,

FTDI社から

が無料で出されており、
OpenSourceでは、libFTDIというのがあり、libusbを使って構築されているようだ。



libFTDIのインストール[CentOS5.5]

OpenSource好きなので
FT2232Dの制御するためのドライバは、今回 libFTDIをインストールしてみることにした。

よりlibftdi-0.18.tar.gzをDownLoadして適当なディレクトリに置いて
で完了。

参考URL:http://www.eleki-jack.com/Kurobox-pro2/2008/02/usb-led.html


/etc/udev/rules.d/XXXX.rulesの編集[CentOS5.5]

libFTDIでこのモジュールは、制御できるようになるわけだが/etc/udev/rules.d/下のルールファイルに
FT2232DのVIDとPIDを書いて一般ユーザで制御できるようにする記述を追記しなければ、毎回rootで制御しなければ
ならないことになる。


で本サイトのUSB関係の他のページにも記載しているんだけど
/etc/udev/rules.d/96-user.rules というファイルに以下のようにroot権限で追記する。
※ファイルがなければファイル名は、自分で決めて新規に作ってください。 で再起動する。
以降、FT2232DモジュールをUSBで接続して一般ユーザの権限で制御できるようになる。
※packagesディレクトリの中に99-libftdi.rulesというのがあるけど
  この記述を使うとSYSFSのところがATTRSって書いてあるのでPC起動時にwarningがでるかも。