HobNote
GTK+/Gladeの使い方[02]
since 2008.05.18
last update 2011.01.08



日本語のメインメニュー(お試し)

glade-2の日本語メインメニューをそのまま使うとシグナルの追加ができないようだ。
そこで、自分なりに回避策を模索してみた。
ほんとは、xgettextなんかを使うのが正しい日本語化らしいので別途調査

まず、メインメニューのウィジットを追加後に
※ここではビルドは、まだしないように
メインメニューのプロパティダイアログより[メニューの編集...]を選択してメニューの編集ダイアログを開く

全てのメニューの名前とハンドラを英数字にした後は、ビルドしていい
また、




全体としての日本語表示化(po)と配布パッケージを生成するまで

まだ、完全にわかったわけではないけど、わかったところまで。

まずintltoolが入ってなかったのでrootになって
で、
この状態でプロジェクトの保存とビルドを行う
※実際は、イベントを追加してからビルドになりますが

ここではプロジェクト名をjapanese_applにしている
そうするとそのプロジェクト下のディレクトリは以下のようになる
ここでこのプロジェクトディレクトリ下で以下のように日本語表示する部分の抽出と変換ファイルの雛型を
生成するためにxgettextを実行する。
またこれは特に日本語表示用というわけではなく、国際化表示する部分の抽出ということになる
-k"_" -k"N_"の"_"と"N_"は、Cソースファイル内で国際化表示しようとする文字列を
gladeがマークしてくれているところを見つけるためのキーワードである。
無いとは思うけど他にある場合は、自分でソースを編集してキーワードを書き込む。

POTFILES.inには、対象となるCソースファイル名をgladeが書いてくれている。
また、potファイルは、poファイルの元となるファイルでpotにしておくものらしい。
で、とりあえずbase.potとしておいた
xgettextの実行でpoディレクトリ下にbase.potができるのでこれを日本語用に ja.poとしてコピー(このja.poはお決まり)
でja.poを編集する

次にプロジェクトディレクトリ下のconfigure.inを編集する

で今度は、Makefile.amを編集する。
これは、配布するときのTar玉を作るのに必要なファイルを含めるためである

で、autogen.shを実行するとプロジェクト直下にintelツール関係のスクリプトと
poディレクトリにMakefile関係ができる ここで、configureを実行
試しにmake installまでしたいので予め一般ユーザがインストールできるディレクトリを作ってからprefixを付けて。
ここでは、inst_sampleというディレクトリを先に作っておいた

makeしてみるとja.gmoができているのがわかる
make installしてみると prefixで指定した/home/hogeuser/inst_sample/下は以下のように構成される でこのbinの下のjapanese_applを実行してみると
日本語表示がでけた(^^)

これを配布パッケージにするには、make distする
とすると、この例では、japanese_appl-0.1.tar.gzができる。
※まぁ、配布パッケージにする前にREADME,INSTALL,,,等必要なファイルに記述すべきではある
後、poファイルの更新とかがまだですね

参考にさせていただいたURLです